100年先も愛してる 3 (ページ50)

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車で一時間弱かけて帰ってきた実家。

あっちゃんを先頭に門をくぐって玄関を開けた。

『ただいまー』

『おかえりなさい！久しぶりねぇ』

ママが奥からパタパタ走ってきてあっちゃんの腕を取った。
ママね、あっちゃん大好きなの(笑)

『ほら、寒いでしょ？上がって上がって』

パパー、あっちゃん達来たわよーって言いながら消えていった。
私一人娘ですけど？
何そのおまとめ感。ムカつくー

さっきまで笑ってた真依さんと登坂くんは、カチーンって固まってて笑いを堪えるのに必死だった。

リビングに入ると、わざとらしくテレビを見てるパパが居た。

『パパ！』

『お、おう！おかえり』

わざとらしー(笑)

『紹介するよ。母さんもこっち来て』

キッチンから出てきたママがパパの隣に座ってから、私達も座った。

『こっちが、俺がお付き合いしてる真依。で、
そっちが……』

え？あぁそっか……

『お付き合いしてる登坂広臣さん』

『は、はじめまして。登坂広臣です』

『『………………………………』』

ちょ、ちょっと！
何か言ってあげてー
登坂くん不安そうじゃないっ！

『ねぇA、ちょっとカッコよすぎるんじゃないの？』

え？(笑)

『そうだよ。登坂さんだっけ？いいの？うちのこんな娘で……』

こ、こ、こんな？
ひどくない？

『僕の方が惚れてますから……』

いやーん
惚れてますから……だって♪

嬉しすぎて踊りたい！

『真依さんもお綺麗な方ね。篤志の事よろしくお願いします。』

いえ、こちらこそって頭を下げた真依さんと、それに応えてまた頭を下げたママ。

それを嬉しそうに見てる、パパとあっちゃん。

『二人とも上出来』

パパの発言が意味不明。