100年先も愛してる 3 (ページ49)

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翌日のお昼過ぎ、玄関とリビングを行ったり来たりしている。

だって、いつもは私があっちゃんを待たせるのに、今日は全然来ないんだもん。

でもね、真依さんが泊まりに来てるでしょ？
ピンポンしに行ってまさに寝起きみたい場面に出くわすのはちょっとね

兄弟のそういうのはやっぱり知りたくないっていうか……

そんな理由で私はさっきから玄関とリビングを往復している。

そうだ！
登坂くんに連絡しとこう。
三日に帰ってくるよって

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大掃除済んだ？
私、結局あっちゃんに手伝ってもらっちゃったの。
今日から実家に帰るけど、三日に帰ってきます。
戻ってきたら連絡するね
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直ぐに既読がついて、わかったって素っ気ない返事。

拗ねてんのかな？
三日じゃなくて二日に帰って来ようかなって考えてたら部屋のインターホンが鳴った。

はーいって玄関を開けると、あっちゃんと既に緊張してる真依さんが立ってた。

『用意出来た？』

もうバッチリですよ
なんなら待ちくたびれてましたから！

玄関に置いていた荷物を指して得意気に笑ってみせた。

『じゃあ行こうか。あんまり待たせるのも悪いしな』

ん？って思ったけど、さっさと行っちゃう二人を慌てて追いかけた。

エレベーターで１階に降りて、エントランスを出て思わず二度見。

『と、と、登坂くん！何してんの？』

『あー、誘ってもらったから。俺も挨拶したいし』

『は？』

『は？じゃねぇーし(笑)』

車を取ってきたあっちゃんに急かされて、真依さんは助手席に、私と登坂くんは後部座席に座った。

他愛ない話をしていると、あっちゃんが教えてくれたの。

亜弥さんと真依さんは挨拶に行くのに、登坂くんが俺は呼んでもらえなかったってあっちゃんに愚痴ってた事。
で、あっちゃんが、うちの親捕まえるの大変だからお前も来ればいいじゃんって言った事。

『だったらさっきのLINEで教えてくれればいいのに』

『驚かせようと思って(笑)』

笑ってたくせに急に
あー！緊張するーって(笑)

真依さんも
私もーって言い出して、どんだけ緊張してるか競ってる二人を見て、全然緊張してないじゃんって思ったのは内緒(笑)