100年先も愛してる 3 (ページ43)

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『篤志さん、誰と会ってたんだろ？』

真依さんと別れて自宅に戻る途中、登坂くんはずっと同じ事を言ってる。

『友達じゃない？あっちゃんは浮気したりしないよ！』

そんな怒ることねぇだろって
苦笑いの登坂くんを放っといてスタスタ歩く。

『ちょっ！待てよ。』

グッと腕を引かれて身体のバランスを崩したら、ふんわり抱き止めてくれて
久しぶりに登坂くんの腕の中

『なぁ、今日泊まりに行ってもいい？』

『明日も仕事だよ？』

『かんけーねぇーし』

もう仕方ないなぁ

なんて言いながら、緩む頬を隠すのに必死。

登坂くんのマンションに寄って、明日の着替えを取って……
上がる？って言われたけど、なんだかスッキリしてないから玄関で待ってたの。

自分でも、厄介な性格だなって思う。

マンションに着いて、玄関を入るなりギューっと抱き締められた。

『ほんとゴメンな？』

『もういいよ！でも、次嘘ついたら……』

『ついたら？』

『…………どうしよ？思い付かない(笑)』

クスクス笑った私達は抱き合ってキスしながら
リビングまで進む。

『ねぇ……あ…るき…に…くい…よ』

『離れたくねぇもん』

そんな事、耳元で言われたら力抜けちゃう。

『お前、俺ん家上がらなかったの安西が入ったかも…とか思ってただろ？』

うんって頷いたら、ピシッとデコピンされた。

『来てねぇって信じてないの？』

そうじゃないけど…

なんとなく…だよ

それから一緒にお風呂に入ろうってしつこかったのをなんとか交わして……

髪を乾かす間も、ちょっとお水を飲む間も
登坂くんはずっと私のどこかに触れている。

急かされるようにベッドに入ったら、あの綺麗な瞳で見つめられてドキドキした。

キスも
私の身体に触れる手も
優しくて
底知れぬ幸せを感じた。

まだ上がる息を整えながら登坂くんの胸に触れた。

『大好き』

囁くように呟くと俺もって答えてくれる。
そういうとこも大好き