100年先も愛してる 3 (ページ14)

今日:13 hit、昨日:16 hit、合計:298,327 hit

114 ページ14

浴室に案内してもらって、緊張しすぎてシャンプー２回もしちゃうし、浴槽に浸かってからもドキドキする胸をなんとか落ち着かせようするけど無理で……
逆上せそうになった。

コンコン

『A？大丈夫？』

『だ、だ、大丈夫！すぐ出ます！』

ふらふらしながら身体を拭いて、持ってきたルームウェアに着替えてリビングに入ると、ソファーに座ってる登坂君が振り向いた。

『顔真っ赤じゃん(笑)』

どうして普通でいれるんだろ。
私、こんなにドキドキしてるのに

『大丈夫……お水もらっていい？』

登坂君はスッと立ち上がって冷蔵庫からお水を出してくれた。

ゴクゴクと飲んでたらふわっと抱きしめられた。

『俺と同じ匂いすんね』

もうやめてー。
心臓バクバクどころか止まっちゃう。

バックハグされたままソファーに連れてこられてストンと座らされた。

『ここで待ってて？』

うんうん頷いてる私の頭を一撫でして登坂君はお風呂に向かった。

ふぅーーーー
緊張するっ！

泊まりってことは……そうだよね？
お風呂入っちゃったし……

考えすぎ？

もう分かんない。

クスッと笑い声が聞こえて、振り向くといつの間にか登坂君がお風呂から出てきてた。

『と、と、と、登坂君！ふ、ふ、ふ、服！』

『は？』

『ふ、ふ、ふ、服をき、き、き、着ましょう』

ふっと笑ってTシャツを着てくれたんだけど
あの…距離近くない？

ちょっとずつお尻でズレてソファーの端っこまで移動しちゃったんだけど、隣は壁でもう逃げるとこない(泣)

『そんな逃げんなよ』

そう言った登坂君の顔は、女の私よりも色っぽくて……

自然と目を閉じたの。

そしたら、柔らかくて温かいものが唇に触れた。