100年先も愛してる 3 (ページ18)

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健二郎先輩と里奈さんのお家にお邪魔してから少し経った。

相変わらず私達は１つになれていない。

こんなんじゃダメだってわかってるんだけど、どうしても緊張して身体が固まっちゃうの。

誰にも相談出来ないし、近頃では登坂君が家に誘ってくれる事がめっきり少なくなった。
呆れられちゃったのかな？

相変わらず優しいのには変わりないんだけど…

『Aちゃん！』

ある朝、受付を通りかかったら真依さんがちょいちょいと手招きしてる。
キレイな女性なんだけど、仕草の一つ一つがスッゴく可愛いの

『おはようございます。どうかしました？』

ススッと寄って行くと、腕を掴まれてキレイな顔がどアップになった。

あっちゃんと何かあったのかな？ってちょっと不安になる。

『今度のお休み、買い物に付き合って欲しいの！』

『いいですけど…何買うんですか？』

真依さんはちょっとビックリしてから私の耳元で内緒話。

『クリスマスプレゼントだよ！Aちゃんもう用意した？』

あーーーー！！！
忘れてた…

『その顔はまだだね(笑)一緒に行こうよ！』

うっかり手ぶらでクリスマスを過ごすとこだった。
ありがとう真依さん。

『すっかり忘れてた。真依さん、一緒に選んで？』

真依さんは大きく頷いて私の少し後ろに立っている登坂君に視線を移した。

『あんだけカッコよくてお洒落だったらプレゼントの選び甲斐あるわ(笑)』

『え？そうですか？私それでいつも悩んじゃうのに…』

『何渡しても使いこなしてくれそうじゃない？まぁ、Aちゃんからもらった物だったら飴の包み紙でも喜んでそうだけどね(笑)』

いや、さすがにそれはないよ。

苦笑いの私とニコニコ笑顔の真依さんを見て、登坂君は首を傾げてた。