100年先も愛してる (ページ49)

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Omi

大きな壁を乗り越えたような、なんか叫びたい気分(笑)
ベロンベロンに酔っぱらってたけど、誰かに聞いて欲しくて真夜中なのに隆二に電話。

『…んだよー。何時だと思ってんだよー』

とか言いながら、応対してくれんだよね

『悪ぃ、悪ぃ。でもさー、この感動を隆二くんと分けあいたくってさー(笑)』

『…お前完璧酔っぱらいじゃねぇか(笑)んで？』

『あのさー、篤志さんが「よろしく頼むよ」だってさー』

『ふーん』

えっ？反応薄くね？

電話の向こうから「良かったなー」って聞こえて、その後寝息に変わった。

寝てんじゃねーよ隆二ー

なんて思いながら俺もそのまま撃沈してんの(笑)

翌日、朝っぱらから隆二にハグされて苦笑いの俺達。
まだ付き合えたわけでもねぇのに(笑)

もうお許しもいただいちゃった事だし、俄然ヤル気出てくるよね。

今日も化粧お化け達が俺のお姫様を襲撃にやって来る。
特にあの後藤って受付を根城にしてるやつ
質が悪いんだよね。
なんだかんだとあることないこと言いふらやがって…

でも、そんな化粧お化けに負けない臣くんは華麗に立ち回って退治。

今日もキマッた！

でも、俺の後ろで悲しそうに俯いてるお姫様が、別の事で悲しくなってるなんて気付きもしなかったんだよね。

だって、俺分かりやすくアプローチしてるつもりだったし、こんなに真っ白なやつで、しかも恋に臆病になってるなんて思ってなかったんだ。