100年先も愛してる (ページ38)

今日:32 hit、昨日:3 hit、合計:432,012 hit

038 ページ38

突然やって来たあっちゃんは、私が昨日誰に何を言われたのか全部知ってて、それでやっぱり甘やかす。

『直人にしっかり見てるように言っといたからな。大丈夫だと思うけど、また何か言われたら俺に言うんだぞ』

『大丈夫だってば』

こうしてあっちゃんと話してるとこを見られて、また何か言われるんじゃないかって、こっちはヒヤヒヤしてんのに、そんなのお構い無しに私の頭をポンポンと優しく叩いてからそっと引き寄せる。

でも、やっぱりあっちゃんにこうされると安心するわけで…

『片岡さんも、あっちゃんに報告しないで、あの時助けてくれれば良かったのに…』

『あぁいう場面でどう対処するか、直人はそれを見てたんだよ(笑)で、こりゃダメだって俺んとこに連絡あったわけ』

ふーん。
すみませんね。
ダメなやつでっ！

『で、アイツでしょ？マンションに来てた』

『えっ？』

『さっきAの隣に座ってた。アイツが原因。今度ゆっくり話さなきゃな』

ちょっとあっちゃん何言ってんの？

『やめて、やめて！登坂君は関係ないし！あんな話信じないって言ってくれたもん。今日だってずっと一緒にいてくれたんだからっ！』

私が必死で拒否ってると、あっちゃんはニコーっと笑った。

『なるほどね。そういうことか…ますます興味出ちゃったかも』

だから興味持たなくていいのに…