100年先も愛してる (ページ23)

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待ちに待ったオリエンテーション！

今市君的にはそうらしいが、私達３人は正直「めんどくせぇー」と思っている。

『バスの席決まってんのかな？』

今市君、ワクワクしすぎだしっ(笑)

『席までは決まってねぇんじゃん？』

登坂君が行程表と割り振られたバスの座席表を見ながら答えた。

『瑞希！一緒に座ろ』

瑞希の手首を掴んだ今市君は周りの目を無視して意気揚々とバスに乗り込んで行った。

『アイツ分かりやすすぎだろ(笑)』

登坂君と笑ってると、背後から声をかけられた。

『あの、登坂君一緒に座らない？』

振り返った私達の目の前には、新入社員の中で一番綺麗な人受付に配属された後藤杏里さん。

登坂君どうするんだろ…
綺麗な人だし、二人並んでたらお似合いだろうなって思ったら悲しくなってきて、そーっとその場を離れた。

だれか一緒に座ってくれるかな？
誰もいなかったら片岡さんに頼もう。
ちょっとうるさいけど…(苦笑)

片岡さんを探してふらーっと歩いてると、手首をガシッと掴まれた。

『きゃっ！』

ビックリして振り向くと、眉間に皺を寄せた登坂君が立っていた。