100年先も愛してる (ページ20)

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案の定、ソッコーで隆二から電話がかかってきた。

『臣～良かったなぁ(笑)で？さっきって？』

『いや…まぁ…ね』

『全然わかんねぇ(笑)』

何がおかしいのか、電話の向こうで爆笑してやがる。

『全然会話に入ってこねぇし、家近いから様子見に行っただけ』

『えっ？お前もう家行ったの？』

『一緒にお茶した日、帰り道が一緒でさ、最寄り駅も一緒だったんだよねぇ』

その時の事を思い出してニヤーと笑ってると、電話の向こうで興味なさげに「ふーん」と言ってる隆二に舌打ちしてやった(笑)

『ところでさ…Aちゃんって彼氏いんの？』

俺が改まった声で聞くと、隆二は一瞬黙った。

『さぁ…知らねぇ。あの感じではいなさそうじゃん？免疫皆無だろ(笑)』

『うーん』

俺が唸ると、隆二は何故か小声になった。

『えっ？もしかして好きになっちゃった系？』

『そんなんじゃねぇしっ！まぁ気になるけど…』

「聞いてみりゃいいじゃーん」
なんて呑気に笑ってて、今すぐ飛んでいって張り倒してやろうかと思った。

『で？なんか見たの？』

そう！よく聞いてくれました。隆二くんっ！

『いや、さっき…あっちゃんって人が来て、すっげぇ親しそうだし、なんなら頭ポンポンされてるし…早く家入れ！とか言われちゃってた』

『あ…』

『因みにスッゲェいかついヤツ！』

もう気になって仕方ないよね。