100年先も愛してる (ページ18)

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自室へ戻りながら、あっちゃんに説明させられた。

最終面接の日、声を掛けてくれた斎藤さんと今市君登坂君と仲良くなったこと。
帰り道、登坂君と最寄り駅が一緒だと知ったこと。
今日、送られてきた内定通知で、皆が盛り上がっていたのに、私だけ既読にならないから心配して来てくれたらしいこと。

A『ふーん。で、お前どこ行ってたの？』

あんなに怖い顔で登坂君を威嚇してたくせに、話した途端に興味なさげで拍子抜けなんだけど。

『あかりのダンスサークルの飲み会』

A『あぁそう…居たの？』

『……い…………た』

A『そっか…大丈夫？』

黙って頷くと、また頭をポンポンされて、その流れでそっと肩に頭を乗せてくれた。

優しい香りに包まれてそっと目を閉じた。

人見知りで引っ込み思案だった私
それは今も変わりないのだけれど…
そんな私を昔からあっちゃんは守ってくれて
甘やかしてきたんだ。

だから、こうしてあっちゃんに甘えると
安心して落ち着く。