100年先も愛してる (ページ16)

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『え？俺が開けんの？(笑)』

半笑いの登坂くんにギュウギュウと封筒を押し付けながらコクコクと首を縦に振った。

『開けるよ？』

ビリっと音がして、ピラーンと目の前に用紙が差し出された。

う、う、薄い。
ダメだったんだ…

泣きそうになるのを我慢してると、上から優しい声が降ってきた。

『ほら、ちゃんと見て？なんて書いてある？』

恐る恐る目を開けてると【採用内定通知】らしき言葉が書いてある。

『嘘っ！ほんとに？ねぇ』

「ほら、よく見てみろよ(笑)」と、目の前の通知書をヒラヒラしている。

『そんなにヒラヒラさせたら見れないよー』

『４月から同期だな(笑)よろしく！』

登坂くんが頭をポンポンしてくれて、恥ずかしくて真っ赤になってたと思う。

『皆心配してたから、ちゃんと連絡してやって？』

携帯をフリフリしながら登坂くんが笑った。

その笑顔を「キレイだなぁー」って見とれてると後ろから声をかけられた。

『おい！こんなとこで何やってんだ』