100年先も愛してる (ページ12)

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大学に入学してから仲良くなったあかりに誘われて時々ダンスサークルの見学に行ってる時に健二郎先輩と出会った。

優しくて、いつも皆を笑わせている健二郎先輩を好きになって…
でも、健二郎先輩には素敵な彼女さんがいて…
それでも、見かけるだけで、話せるだけで幸せな気持ちになって…
大好きだった。

ビラ配りから数日後、あかりとサークルに顔を出すと、健二郎先輩が走ってきた。

『Aー！お手柄やでー。今年の新入生めっちゃ入ってきてくれてん』

ビラ配っただけですけど…(苦笑)

『ほとんどがA目当ての新入生でな(笑)
ほら、あそこにかたまってる新入生おるやろ？アイツらAがおる思て入ってきたやつらやねん。Aはメンバーちゃうでー言うたら詐欺だー！って騒いどったわ(笑)』

健二郎先輩が指差した先に、友達と騒いでる岩田くんがいた。

私達に気付いてニコニコしながら走ってきた。

『こんにちは。岩田剛典です。先輩がいると思って入ったんすけど…違うんですね』

『あはは…ゴメンね。』

『A先輩！時々見に来てるんすよね？』

『そうやでー。コイツ暇人やからほとんどおるわ(笑)』

私が答える前に健二郎先輩が答えて…
「もう！」なんて肩を叩いて、皆で笑ったんだ。