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SCENE_04 ページ4

Aside

『えぇっと…ホントに入っていいのよね…?』

ナミ「えぇ!見たところ海軍では無さそうだし、ゾロを送ってくれたお礼よ!ま、こんなもんしか出来ないけど」

船へ快く入れてくれたのはナミさん。船に足を踏み入れると、蜜柑のいい香りがした。

『あら、蜜柑育ててるの?』

ナミ「うんっ!私の故郷から少し貰ってきたの!」

『へぇ…それにしても、素敵な船ね。』

?「おぉーうッ!姉ちゃん、いい目してんじゃあねェか!」

『あ、貴方は…フランキー、さん?随分ご立派な船を作るのね。』

フランキー「おうっ!俺はSUPERな船大工さ!」

すると、酒豪さんがうなだれた。

『…あっ、そろそろゾロさんをベッドに寝かせた方が…立ち寝も、体に良くないし。』

サンジ「思い返してみれば、酒場からずっと背負ってくれてて、申し訳ねェ…!」

『良いのよ。ナミさん、案内お願いしてもいいかしら…?』

ナミさんは快く案内してくれ、ゾロさんを寝室のベッドに寝かせた。

サンジ「本当に運んでくれて助かりました!お礼に、何か飲み物でも作ってきま…」

『じゃあ、甘酒を…』

サンジ「喜んで〜っ!」

私がお願いをすると、猛スピードで走って行った。ホント、元気な人ね…

『…あっ、そうだ。』

私は自分の能力を使って、ゾロさんの部屋を星空のようにしてみた。自分の手のひらから、1つ、また1つと星のような小さな灯りを飛ばす。ある程度星空に近付いた頃、小さなノック音が聞こえた。扉に付いた小窓を覗くと、ぴょんぴょんと飛び跳ねる小動物がいた。可愛かったので勝手ではあるが部屋に入れた。

チョッパー「お前、はじめましてだなっ!俺はチョッパー…って、おぉ〜っ!!」

『初めまして…って、どうかした?』

チョッパー「どうしたも何も、このキラキラした奴、お前が出したのかっ!?」

『え…えぇ、そうよ。この光は、私が生き続ける限り輝くの。簡単に言うと、生命力…みたいなものかしら。』

チョッパー「すげぇな〜!ほぇ〜…」

チョッパーさんは、ベッドの真横にちょこんと座って、小さな灯りを見ていた。

ゾロ「…ん……」

『あら、起きた…?おはようございます。』

ゾロ「…ここ、どこだ…?星空…って事は、外か…?」

『ふふ、引っかかったわね。ここは貴方の船のお部屋よ。あっ、眩しかったらしまうけど…』

ゾロ「…いや、別に構わない。」

『あら、それなら良かった。』

私が微笑みかけると、ゾロさんも微笑んでくれた。

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作者名:HACHI_ | 作成日時:2022年7月28日 15時

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