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SCENE_25 ページ25

式までの間、それぞれの準備で慌ただしかった。
麦わらの一味では、結婚式へ出席する、ルフィ、ナミ、ロビン、ウソップ、ジンベエ、チョッパーが、結婚式へ出席するに相応しい服を買いに服屋へ買い出しに行ったり、敵であるベースは計画を練る為に夜はずっと机に向かい、ルーナは……

特に何もしていなかった。強いて言うなら、夜はずっと月を眺めていた。

余裕があるということだろうか。それとも、何か寂しさでも感じていたのだろうか。

何はともあれ、この夜が明ければ、後は式を迎えるだけだ。

明日の作戦を必ず成功させたい麦わらの一味は、綿密に策を確認していた。

<サニー号>

サンジ「なァ、ホントにあのマリモが大役務めて平気なのかァ??そう思うよな、ロビンちゃん!」

ロビン「…確かに、出るタイミングを間違えたり、変な事を言い出したりしないかは心配だけど、ゾロもやる時はしっかりやる人だと思うわ。」

サンジ「だってよクソマリモ!寛大な心を持つロビンちゃんに感謝しやがれ!!」

そういうゾロは、ナミから渡されていた台本のような紙と睨めっこしていた。

ナミ「…あら、意外と読んでるのね、ふふっ。」

ゾロ「…あ”?何だよ、3人揃ってこっち見んじゃねェ!グルマユは視線痛てェしよ!」

サンジ「俺を無視すっからだろーが!!」

ロビン「あら、意外と迷惑だったらごめんなさいね、ゾロ。」

ナミ「いや、だってゾロが珍しく真剣だったから、つい、ね!」

ゾロ「…ったく。ここじゃァろくに暗記も出来ねェな…」

と言うと、ゾロはトレーニングルームへと歩いて行った。

ナミ「…あんなにゾロって熱心な感じだったかしら…」

ロビン「…ふふっ。ルーナに何か感化されたのかもしれないわね。」

ナミ「ふ〜ん…?うふふっ、明日が少しだけ楽しみね。」

ルーナside
私は、後悔している。

それは、友達と呼ばれる程の関係を、ナミ達と持ってしまったこと。

……私だって、昔は友達はいた。







……なんなら、恋人も。









……少しだけ、昔話をしましょうか。

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作者名:HACHI_ | 作成日時:2022年7月28日 15時

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