SCENE_20 ページ20
ベース「は、はわわっ…!る、ルーナじゃねぇか!!会いに来てくれたのか…!?」
ルーナ「…そうかも知れないわね。で、あれだけ体を大きくして、大声出して呼び出して、私に何の用なの?」
怒りのオーラを纏うルーナ。表情はにこにこと緩やかだけど、怒った時が怖いのね…
ルーナがベースへ問いかけた後、ゾロが後からゆったりとやって来た。
『随分ゆっくり来たのね、ゾロ。』
ゾロ「何だ、別にいいだろ。“話がある”ってアイツに言われただけだ。それと、アイツをここまで運んできた。」
ルーナ「もじもじしてないで、早く言って頂戴。みっともない。」
ベース「えぇっと…その…」
ルーナ「何?」
ベース「お、俺と…籍を入れてくれェ!!」
皆表情に驚きを隠せずにいた。
ルーナ「…良いわよ。」
サンジ/ナミ/ウソップ/ブルック『え、えぇぇぇぇぇ!!??』
ロビン「これも何かの策なのかしら…((ボソッ…」
ルーナ「ただし、条件があるわ。」
ベース「な、何でも聞く!!」
するとルーナは怪しげな笑みを浮かべながら次の様に告げた。
ルーナ「結婚式は“3日後”に行うこと。式場は貴方が乗っ取った、このスターダスト国で行う事。式には、貴方の元船員達“全員”を招待すること。それから、もう街の人達を洗脳して自分のものにしないで。…約束よ?」
ベース「分かった!♡」
ルーナ「ふふ、とってもいい子ね。」
サンジ「あの野郎…ルーナちゃんにメロメロになりやがって…!目がハートじゃねェか…!ルーナちゃんの魅力に惚れるのは分かるけどよォ…!」
『確かに、男の人慣れしてるっていうか…対応が凄く大人ね…』
ブルック「ルーナさん、とってもお美しい方ですね…さっきの言葉は、目が飛び出るほど驚きました…私、目玉無いんですけど!ヨホホホホホ〜!」
ルーナ「あ、ちょっ!そんな事しなくても、傷は塞いだから歩けるわよ…!降ろして!」
ベース「このまんま王宮へ行くぞぉぉお!!」
ルーナ「い、いや〜!降ろしてぇ〜っ!」
ベースはルーナをお姫様抱っこして、丘の上に建っている、大きな煙突のある王宮へと走っていった。
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作者名:HACHI_ | 作成日時:2022年7月28日 15時