SCENE_18 ページ18
ルーナが応答する前の沈黙の間に、ジンベエ達がやって来た。
チョッパー「おーいっ!ナミ〜!」
ルフィ「おぉっ、チョッパー!こっちこっち〜!!!」
ドカッ
『うるっさいわねぇ!居場所がバレるでしょーが!』
ルフィ「す、すびません…」
フランキー「んで、厄介ってのはどういうこった?」
先程起こった事を話し終わると、後から来た3人も、険しい顔をした。
ルーナ「…やっぱり、アイツは変わんない人ね。」
『…ルーナ。貴方とあのベースって奴に、どんな関係があるのか私達はまだ知らない。でも、今のこの状況を打破して、洗脳されている子供達や、この街の人達を解放してあげたいの。勿論、すぐに貴方の救助にあたるわ。だから…』
ルーナ「いいわよ。」
ロビン「ルーナ、本当にいいの?貴方に恨みを持っているかも知れない人ってさっき言ってたけど。」
ルーナ「…それについては大丈夫よ、きっと。でも、何の罪も犯していない子供達に手を掛けるのは、私としても許し難いから。」
ルーナは、少し声を震わせながら私達に告げた。
ルーナ「でも、アイツと2人きりになる事は…やっぱり不安なの。だから、今からそっち側に向かって、話をしてみたいの。アイツが話せる状態にする為に、静かにならなかったら、アイツの行動を止めてくれるかしら…?」
チョッパー「お安い御用だ!!俺たちに任せてくれっ!」
ルーナ「……っ…。」
ガチャッ
『あっ、ちょ、ルーナ…!全く…仕方ないわね。』
ルフィ「おーっし!あのデッケェ奴止めるぞー!!…おーい!デッケェの〜!!ルーナってのから話があんだってよォ〜!」
相変わらず、すぐ行動に移しちゃうんだから…。
ルフィが呼びかけてから10秒もしないうちに、ベースは地中から、先程よりもさらに大きくなった姿で現れた。
ベース「何だァ…?ルーナが来たのかァ…!?」
『もうすぐね。でも、アンタのその姿がルーナは気に入らないのよ。だから…』
ベース「うるっせェなァ!!ルーナの事を何にも知らない奴が!!“もうすぐ”とか、嘘つきやがって…!」
ルフィ「何で嘘になるんだよォ…まだ時間全っ然経ってねぇじゃねぇか!」
ルフィとベースが口論を続ける中、サンジ君とブルックがやって来た。
ブルック「ヨホホ…ルーナさん、どれ程お美しい方なんでしょうか…お見かけしたいものですね〜」
サンジ「はぁぁぁぁ…あのクソ剣士に何かされてねェか心配だよルーナちゅわん…」
相変わらず呑気ねぇ…
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作者名:HACHI_ | 作成日時:2022年7月28日 15時