SCENE_12 ページ12
姉が連れ去られた後、私は急いで地元を出た。
姉の私物を少しだけ持って。
その中に入っていたのが、“姉のビブルカード”だった。
それから、私は色々な仕事をした。
踊り子、飲み屋のバイト、新聞屋のバイト…
そんな仕事をする中で、とある情報を入手した。
“ベース海賊団が解散し、船長以外がそれぞれ気に入った女性を嫁にとった”
と。
それ以外の女性は、首をはね られた ようだ。
ベース海賊団の船員は30人。
そして、私の持っているビブルカードが動いている…という事は、姉は誰かの嫁に取られたのだ。
『もう一度、お姉ちゃんに会えたらな…』
そんな事を呟くと、雨が降ってきた。
『え、嘘…私何も持ってないのに…』
私は、その場でうずくまった。すると、誰かが近付いてくる足音がした。
?「よォ、嬢ちゃん。こんな所にいたら、風邪ひくぜェ…?」
こ、この声…!絶対に…
?「おや?こう言えば分かるかなァ…?““ルーナちゃん””??」
私が、声のする方を見上げると、私を攫おうとした張本人、ベース海賊団船長、ボルト・ベースだった。
『…貴方、何で…ここに…』
ベース「いいねェ…君の姉さんより、やっぱり気品のある君の方がいいよ…探すのに手間取った…さァ、俺の嫁に来い…!」
『…私が、弱っちい女だと思ってたのかしら…?姉譲りの強気さはあるのよ?星屑撒布!』
私は、技を出して、ベースが苦しんでいる合間に逃げた。
誰か頼れる人がいる所まで___
___星の御加護があらん事を___
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作者名:HACHI_ | 作成日時:2022年7月28日 15時