96話 ページ48
┄億泰は、
"最初に荷物を運んできた男"
"次に《敵が居るから守りに来た》と現れた男"
この2人の中に、"チリ・ペッパー"の本体が存在しているからである
話を聞いていれば
職員を名乗る2人の男達は、"相手が本体"と水の掛け合いをしている
億「ジョースターさん、あんた…どっちかの男に見憶えあるかよッ!!」
億泰は審議を確かめる手段として、ジョセフに意見を聞いてみることにした
ジョ「何と言ったかの?
もう一度言って貰えんかの」
然し、彼はまともに話せる状況では無い
┄そんな彼の背後にある"電気灯"から、ボロボロのスタンドが姿を現した
億「レッド・ホット・チリ・ペッパーッ!!」
ジョ「え?《ポッポ、ポッポ、ハト、ポッポ》?」
┄危機、迫る
億「分かったぜ〜、本体は!!
┄てめえだァーッ!!」
雄叫びと共に、"荷物を運んできた男"に殴り掛かる億泰
見事に顔面に拳が入り、男はジョセフの杖を折りながら血を流し倒れ込む
本体が攻撃を受けた事によって、"チリ・ペッパー"も血を流し消える
億「2度もおちょくんなよッ!!
┄この、虹村億泰をッ!!」
荷物を運んできた男こと"音石明"を見下して、億泰はそんな言葉を口にした
音「なんで…なんで!!俺の方だと分かった…んだ?」
音石が、億泰に対して疑問を投げる
億「知りたいか?
"2人ともブン殴るつもりだったんだよ"
俺、頭ワリィからよ〜」
┄実に億泰らしい、単純明快な方法であった
それを聞いて、音石は青筋を立てて億泰に掴みかかった
音「┄"こーなったら、俺の手でぶっ殺してやるよーッ!!"」
音石の拳が、億泰の顔面目掛けて振り下ろされる
『┄ッざけてんじゃねェーぞ、このスカタンがァーッ!!』
空いていた扉を急いで潜り
跳躍して空中で体勢を整え
音石の顔面に鋭い蹴りをお見舞する
┄怒りを露にした、Aの姿がそこにはあった
億「うぉおッ!?」
思いがけないAの登場に
億泰は思わずジョセフの方へと移動し、そのまま尻餅を着く
急に敵に対して"顔面シュート"を繰り出した彼を見て、職員もジョセフも驚きの表情を浮かべた
億「A…さん?」
蹴りを食らって、再び倒れた音石を見下し
感じた事もないピリピリとした雰囲気を出すAに、億泰はおずおずと声を掛ける
『…少年、後は俺に任せろ』
空気が、ザワついた気がした
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A藍(プロフ) - なしばさん» コメント有難う御座います、ヒェッ…前作から読んで下さってた方ですか…!!これからも、夢主君には沢山甘やかしたり甘やかされたり…兎に角、甘やかしたいので(←)もっと更新頑張ります!!^^* (2021年6月25日 19時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
なしば(プロフ) - 前作から読んでいるのですが、続編とっても嬉しいです!! 前作で百面相の正体が分かり、これからどうなっていくのか気になります……! 恥ずかしがる空見くんも本当に好きです。これからも応援してます! (2021年6月25日 17時) (レス) id: 485594ded7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A藍 | 作成日時:2021年6月24日 15時