90話 ページ42
┄あれから少し経ったが、全身の力が痺れのせいで上手く入らない
Aは電気によってボーッとした頭で、なんとか思考をグルグルと巡らせていた
自分の下では、仗助と音石が戦闘をしてるのが目に見える
『(音石、と言ったな…
彼は、本当に"俺には手を出すつもりはねぇのか"…
それはそれで、なんて
両手を動かそうとする
しかし、電気を食らった後
"スタンドを使えない"様に、両手の指は
下手に動かすと、激痛が走った
『(あー…クソが、滅茶苦茶痛てェ…
┄さて…この状況、どうすっかな)』
目線を下に向けた
┄丁度、仗助がチリ・ペッパーによって血だらけになっているのが見えた
『東方少年…
┄"少年達の頭に、当たらねぇといいが"』
Aは独り言を呟くと、静かに身を捩り始めた
┄┄┄┄┄
音「もう1分経っちまったのか
そろそろ、トドメを刺さねーと間に合わなくなって来たな…康一のやつもいるしな」
音石が、時計を見ながら焦り始める
┄"状況は、圧倒的に音石の有利であった"
康一は一切無傷だが
仗助の体からは、赤い液体がドロドロと流れ始めている
仗「康一、後ろと右左…どっから出てくるか
俺からじゃあ、近すぎてわかんねーんだ」
仗助が康一に指示を求める
康「ぼ…僕からだってわかんないよ…
"出た"と思ったら、引っ込んでるんだもんッ!!」
康一は不安そうな声で"無理"だと伝えた
┄"大丈夫、君なら出来るよ…広瀬少年"
上の方から、優しい声が聞こえた
その直後
上空から、音石目掛けて"
音「┄ッレッド・ホット・チリ・ペッパー!!」
音石が叫び、チリ・ペッパーが電気を放って"其れ"を防いだ
しかし、其れは電気を食らっても尚不気味に動き続けていた
音石は、
『東方少年ー…
じゃないと、身体を打ち付けそうだ』
ドンドンと、声が近づいてくる
仗助はハッとなって、上を見る
『あー…地面が近いなー、うん』
そこには、上空から落ちてきているAの姿があった…
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A藍(プロフ) - なしばさん» コメント有難う御座います、ヒェッ…前作から読んで下さってた方ですか…!!これからも、夢主君には沢山甘やかしたり甘やかされたり…兎に角、甘やかしたいので(←)もっと更新頑張ります!!^^* (2021年6月25日 19時) (レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
なしば(プロフ) - 前作から読んでいるのですが、続編とっても嬉しいです!! 前作で百面相の正体が分かり、これからどうなっていくのか気になります……! 恥ずかしがる空見くんも本当に好きです。これからも応援してます! (2021年6月25日 17時) (レス) id: 485594ded7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:A藍 | 作成日時:2021年6月24日 15時