50話 ページ2
『┄ｯと…水入れてっから､気をつけねぇとな』
白色のバケツに､"これでもか"と生けてある花を荷台に積む
┄本日は晴天なり
そんな中
Aは社用車の荷台に､豪華に生けてある"花スタンド"なる商品を積んでいた
どうやら
新しくオープンするレストランが有るらしく､"祝いの花を店に届けて欲しい"と注文が入った様だ
同期｢お､もう積み終わったのか
┄ほれ､其れの伝票忘れんぞ?｣
店から出てきた､仕事仲間である同期の男が伝票を投げ渡す
Aは其れを片手で受け取り､短い礼を言って荷台を閉じる
それを確認すると車に乗り込み､エンジンを掛ける
『んじゃ､配達行ってくる』
同期｢おう､気をつけてな｣
┄短い
だが､それだけでお互い分かる会話をして､Aは車を動かしたのであった
┄┄┄┄┄
目的地へと車を走らせながら､Aは1週間前に起こった出来事を思い出す
『"スタンド使い"か…
まさか"俺達以外"にも､この町に存在するなんてな…俄に信じられねぇよ､うん』
独り言を呟き､頭の中で"彼等"に教えて貰った事を浮かべる
┄まず最初に､この町にはスタンド使いを生み出す"弓矢"を使って､スタンド使いを増やす輩が潜んでる事
┄俺のやっていた"能力の持続力向上の為の行動"が､世間一般では《幸福の怪人百面相事件》として周知されていた事
┄"東方少年"を含めた少年達3人が､犯人は"スタンド使いである"と推論した事
┄少年達だけじゃ､俺を探し出せない為
空条さんと山岸女史に協力を仰ぎ､一緒に作戦を練った事
┄その前に
空条さんが､これとは別件で"とあるスタンド使い"を探していると彼等に伝えた事
┄"百面相に顔が割れてる"事を予測し
山岸女史と､"空条さんによって頭から水を掛けられ無理矢理変装した東方少年"が囮となり
他の3名は遠くから俺達を見守りながら行動した事
┄そして､百面相である俺を追い込んだ際に
空条さんが"百面相が持っていたメモ帳とペン"が､"別に追っていたスタンド使い"の物と一緒であると気づいた事
『そんでもって､結局"百面相"も"とあるスタンド使い"も
┄正体は"俺"だった…てことか』
偶然､にしては奇跡に近いだろう
いや､もしかすると"必然"だったのかもしれない
『"スタンド使いは､スタンド使いにひかれ合う"､か…
にしては､ちょっと出会う確率渋滞してんだろ…』
車の中で､そう呟いた
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A藍(プロフ) - なしばさん» コメント有難う御座います､ﾋｪｯ…前作から読んで下さってた方ですか…!!これからも､夢主君には沢山甘やかしたり甘やかされたり…兎に角､甘やかしたいので(←)もっと更新頑張ります!!^^* (2021年6月25日 19時) (
レス) id: e84df0134f (このIDを非表示/違反報告)
なしば(プロフ) - 前作から読んでいるのですが、続編とっても嬉しいです！！ 前作で百面相の正体が分かり、これからどうなっていくのか気になります……！ 恥ずかしがる空見くんも本当に好きです。これからも応援してます！ (2021年6月25日 17時) (レス) id: 485594ded7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A藍 | 作成日時：2021年6月24日 15時
