脱出！！ ページ11
「それじゃあ、Aちゃんの手錠を外しますね！」
え？今？ちょっと待って、それはいくらなんでも早すぎるのでは…？準備だってなにも出来てないし…。
「善は急げ！ですよ！今、弔君はいません！逃げるなら今です！」
確かに…。私にはもう失うものはないし、それなら…。それに、死柄木弔がいないのは好都合だ。
「それなら…！行こう、手錠を外してください！」
「はい！任せてください！」
カチャリと音をたてて手錠は外れた。やっと個性が使えるようになる。だけどここで無駄打ちするのは勿体ない。私の個性は上限つきだからね！
「Aちゃん…！元気が出てきましたね！きっと、この手錠を外したからですよ！この手錠は特殊ですからね！」
私の心がグルグルしてたのは、手錠も少しだけ関係があったのか。だけど今、私ワクワクしちゃってる。こんなときだけど…。若に、皆に会えると思うと脱出できるのが楽しみで楽しみでしょうがない！
そして、トガちゃんがドアをあけた瞬間、私は外に飛び出した。
やっと暗くて狭い部屋から出てこれた。電気が明るすぎることは、きっとないはずなのにすごく眩しい。体がなまっている感覚もした。本当に、外に出れたんだな…と思うがここでじっとしているわけにはいかない。いつ帰ってくるか分からない。
さっと扉に近づきトガちゃんに鍵を開けてもらう。出よう。そう思ってドアノブに手をかけた瞬間…。
「そこまでだ。A。」
後ろから聞こえた声。
首もとに当てられる四本の指。
どうして？ドアは開かなかったのに…！
…そうかワープ！黒霧の個性だ…！今の私が冷静に見えるかもしれない。だけど、本当は真っ白だ。
「おい…。JK。余計なことすんな。お前ら二人ともこっちにこい。」
「なんでですか！余計なことじゃないですよ！Aちゃんも、私のものなのでそっちに行きません！」
「うるせぇ。とりあえず、A。お前だけでもこっちにこい。こないと…お前の首がどうなるかな？」
低い声で脅される。トガちゃんは死柄木弔に歯向かってくれた。信じて正解だったんだ。だけど、私は私の首も大事だ。トガちゃん、ごめんなさい。でも、怖いや。
死柄木弔に連れられドアから遠いところまで来る。隙を見て逃げることは難しくなってしまった。そして、いまだ尚、私の首もとに当てられたままの四本の指。あと一本で…。どうなるかは想像したくないが、当てられるのも…時間の問題だ。
だけど、まだ諦めたくない…！
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夢ひつじ(プロフ) - 猫かぶり少女さん» 応援ありがとうございます！！！頑張ります！ (2019年2月11日 9時) (
レス) id: 1d8ff2feb4 (このIDを非表示/違反報告)
猫かぶり少女(プロフ) - 続きだアｧｧｧｧｧｧ!!ｷﾀ━(ﾟ∀ﾟ)━!応援してます!頑張ってください! (2019年2月11日 9時) (レス) id: e93bca515e (このIDを非表示/違反報告)
夢ひつじ(プロフ) - ヒロアカ好きさん» うわぁぁぁ！！！！！ありがとうございます！！！！！！！！！更新めちゃめちゃ頑張ります！！ (2019年2月4日 7時) (レス) id: 1d8ff2feb4 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ好き(プロフ) - 続編？第2章？おめでとうございますです!!!!更新など頑張ってくださいです!!!!!!!!コメント失礼しました!!! (2019年2月4日 4時) (レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
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