三本ラインの彼と私。 (ページ21)

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死神と神ページ21

A「お父様・・今何て・・・。」

神「だから、死神の息子と関わるのはもうやめなさい。」

は・・・？

どういうこと・・？
キッド君とはもう、友達じゃダメなの・・・？

A「お父様、それどういうこと・・・？」

神「A、アイツは死神だぞ？神の子であるお前と一緒にいるのは、あまりにも危険すぎる。」

A「どうしてっ！？キッド君は優しくて良い人だよ！？危険なわけない！！！」

神「どうしてそう言い切れるんだ！その髪の3本線の力を忘れたのか！！！」

A「この3本線と何の関係があるっていうの！？？」

神「死神の息子も、同じ物を持っているだろう。同じ力を持ったもの同士が近くにいては危険だ！いつか神と死神の戦いが起きたらどうする！お前は本気で奴を倒せる自信があるのか！！」

A「私達は敵なんかじゃない！！お父様だって、死神様と仲が良いじゃない！」

神「ああ。だが契約を結んだ。もう戦いが二度と起きないようにな。」

A「お父様は、死神様を信じていなかったの！？あんなに良い人なのに！！」

神「お前は昔の死神を知らないからそう言えるのだろう。アイツは昔、良い奴だったが険悪な奴でもあった。俺も常に安心はできなかったんだ。」

A「契約を結んだならっ・・ならもう心配することもないでしょ！？どうしてお父様は、神様なのに、信じようとしないのっ！？」

神「神だからだ。世の中の平和を託された者に、油断などできん。それに、死神の息子はお前と同じ、子供だぞ？大人のようなしっかりとした秩序を持っているとは思えない。」

A「でもっ・・キッド君はっ・・・」

神「A、お前のためを思って言っているんだぞ。お前は今後世の平和を託される。これ以上、危険な目には合わせられない・・・分かるだろ？」

私は、今後世の平和を託される・・・

A「・・はい、お父様。無責任な事を言って、ごめんなさい・・。」

神「よし、良い子だ。」

・・・キッド君。