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ほんとはとしくってる ページ37

とたとたと階段を上がり

僕たちの部屋に向かう。


部屋に入ると、ベッドに腰掛けるジュンミョンヒョン

それにつられる様にヒョン同様、ベッドに腰掛けるジョンイナ

反対に、地べたに座る僕とセフナ。


SH「セフナ、簡潔に話すぞ」

SE「もー、さっきから何なんでつかってばぁ」


ジョンイナの眉が密かに歪むのが見える

きっと、複雑な心境なんだろうな…


SH「まず…僕とジョンイナはAの声が聞こえるようになった。」

SE「うん、で?」


…で?

でって、どういう


SE「2人が聞こえるようになったのは何となく分かってまちたよ。で、それだけでつか?」

SH「…そうか、じゃあもう分かってるんじゃないかな」

SE「まあ大体は」


…いつ、?

いつ気付いた?


KI「いつだ」

SE「はい?」

KI「それ気付いたのいつ」

SE「…ジョンイナが僕に、ヒョンの声が聞こえるか聞いたときでつ」

KI「…そ」


そんなに、勘が良いなんて知らなかった


あぁ、でも普通分かっちゃうかな

あんなに取り乱したら


SE「なんでぼく、聞こえなくなったんでつかね」


その言葉と共に蘇る、セフナとの会話


嬉しくて堪らなかった

けど、いつしか当たり前になった

僕の声が聞こえること。


こんな時に、その大切さに気付くなんて



KI「…泣き虫ヒョン」


ボロボロ溢れる涙は、コントロール出来ない。


SE「ヒョン、泣かないでくだたい」


そう言ってゴシゴシと涙を拭ってくれる


SE「聞こえなくたって、コミュニケーションくらいなんとかなりまつよ。」


そう言うセフナの顔は悲しそうで

また涙が溢れる。


SE「困ったヒョンでつね〜」


…それ、誰かにも言われた


そう思いつつも

僕の涙を拭ってくれるセフナは

僕なんかよりすごく大人みたいだった。



本当は、『みたい』じゃないって事を知らずに。

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作者名:さにゃ | 作成日時:2014年9月26日 0時

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