さぁ、復讐劇の始まり……【歌い手】

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｢僕の周りにはいつも人がいた。それも女ばかり。どういうことかわかるよね？顔目当てだよ、｣



あぁ、そうか



｢そんな奴らに本当の笑顔を見せる意味を見い出せなくなった。楽しくもなかったしね。｣



｢そこから僕はこんな顔で生まれてきた自分を嫌いになり自己嫌悪に陥った。
これが僕の笑顔についての理由。｣



多分彼は気づいていない。



『ありがとう…ございます…。』



自己嫌悪に陥ったのは



『いつかあなたを信じることが出来た時私も』



天月さんが自分の周りにいる人達のことを嫌わないようにするためだ。



『話させてください』




そこまでも彼は優しいんだ。




｢ごめん、こんな話。君にとったらちっぽけな話かもね｣




なんでそうあなたは自分を悪者にするのだろう。



『いえ、聞けてよかったです』




そこでこんなちっぽけなことしか言えない自分が憎らしい。

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