第二十話 ページ20
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彼の匂いに少し安心したためか、あれから眠ってしまっていたようだ
ぐっすりとはいかなかったが、大分身体も楽になった気がする
少しずつ動く気力が出たため、皆が持ってきてくれた料理を少しだけ温めた
『…頂きます』
全てを平らげる事は出来なかったが、何日かぶりの食事
ゆっくりと元の生活に戻ればいいかと、思考もマイナスからプラスに
気分転換に外へ出かけようと身支度をする
『うわっメイクのノリ悪…』
シャワーを浴びてからメイクをするが、いつもと出来上がりの顔が違う
あぁ、No.1がこれじゃあ怒られるな
『行ってきます』
あの日のマフラーを巻いて、いつもよりもずいぶん低いヒールのブーツを履いて家を出た
外はもうすっかり日が沈んでしまっていて、街頭がぼんやりと地面を照らしている
ふらふらと歩いていると着いたのはあの港
『そーいえば、出会った時もこれくらいの時間だったな』
何て歩いていると、急にめまいに襲われ、バランスを崩す
低いヒールにしたのに、徹夜がたたったかな?
ともう直ぐ身体は地面にぶつかると言うのに、冷静に考えてるな、なんて
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ゆら(プロフ) - 続き気になります……! (2022年3月18日 12時) (レス) id: 7467d18b11 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - ゆきなさん» ありがとうございます!少しだけですが更新しました!あまり更新出来ていませんが、頑張って完結させたいと思っています!! (2019年10月1日 7時) (レス) id: 9b8f1265c3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ( ´∀` )b…これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年10月1日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年9月18日 21時