しゅごキャラ〜傍観者ですが何か？3〜

第１１９話 ページ25

・・・次の日・・・

昨日はあの後、空海君の家にお邪魔し、お兄さん達や御両親と顔を合わせた
彼女か？、とか冷やかされまくったけど、それは軽ーく流しといた。空海は顔真っ赤にして慌ててたけど、そこは大人の余裕ってやつでね(笑)


『おはよー』


クラスに入り、声をかけると皆も返してくれる
席に着くと後ろの人はもう来ていて、机に突っ伏している


『おはよーイクト』


イ「・・・あぁ」


『相変わらず朝弱いのね』


イ「・・・まぁな」


そう言い体を起こすイクト。イクトにも言っとくかなー


『ねぇ後でちょっといい？』


イ「いいけど、今ココじゃダメなのかよ」


今言っても良いんだけど、やっぱこんなに沢山見えない人の前で言うのもあれだしねー


『うん。じゃあ後で、何時もの所ね』


先生がチャイムと共に入ってきたので、話を終わらせ席に着いた
何時もの所とはまぁ屋上の事。屋上は一応立ち入り禁止だからね。これ以上目つけられるのも面倒臭いし




全授業が終わり、屋上に向かってマース。最後の授業は芸術だったからイクトとは教室が違うのよねー
ーガチャ


『やっぱまだ来てないかー』


柵ギリギリまで行き、カバンをおろす
柵に手を掛け、体重を預ける。風で髪がなびくのを抑えながら街を見下ろす


『・・・』


《ムーリー》


『ん？×たまか』


(久しぶりにするかー)
目を閉じ、息を吸い込む


『窓の外はモノクロの世界。変わりのない日々は退屈』


何だろう、やっぱり歌っていいな。楽しいよ
昔の事思い出して辛くなるけどやっぱり好きだわ

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