しゅごキャラ〜傍観者ですが何か？3〜

第１１３話 ページ18

専務「コレがエンブリオ」

九「多分！恐らく間違えないかと！！」

多分恐らくって・・・文法可笑しいし

専務「お前も見ていたはずだ。何故報告しなかった」

イ「さぁ。何でかな」

私は別に報告しろとか言われてないんで(笑)
てか、嫌々働かされてるのに誰がちゃんと報告するんだよ(笑)ほらまた歌唄の話を持ち出す
上司がそんなんだから、三条さんや二階堂さんまで人の気持ちを考えなくなったんだよ
エンブリオを捕まえるのはイクトの仕事？自分はどんな物がエンブリオかも知らないで。てかしゅごキャラを見る事も出来ないくせに
そんな事じゃ揚げ足取られるよ。嘘ついて何も無い所にココにエンブリオが、とかさ
あ、そういえばデンマーク童話で何かあったよね？服好きな王様に詐欺師が嘘ついて裸でパレードさせる話
ーバタン
私が童話を思い出していると、イクトは部屋から出て行った

『あのさぁ、義理とは言えイクトも歌唄もアンタの子供な訳でしょ？』

ちょっとキツ過ぎるんじゃない？、と言えば私に目を向ける父。その視線は鋭い
その目は実の娘に向ける視線ですか。まぁそんなんで屈する訳がない私

専務「お前は自由にしてやってるんだから、口出しする権利など無いはずだが？」

権利ねぇ

『別に？頼んでないし、自由にしてくれなんて。アンタが勝手に私に用無しの判子を押したんでしょ』

まぁいいや、そう言い私も部屋を出て行く。九十九さんにはちょっと悪い事しちゃったかなー
てか何で私はイクト達の事言ったんだろ。今まで気にしなかったのに
そんな事を考え私は家に帰る。九十九さん達何か新しいメカ作ってたしね
悪いけど九十九さん達にも盗聴器と監視カメラは付けさせてもらってるよ。爆発ばかりでいい情報は今の所得られてないけどね

九＜バッチリです、専務！＞

専務＜では上手く取り付けたのだな？＞

取り付けたぁ？誰に、何を？

九＜カメラを内部に装備した超小型追跡装置！＞

はぁ。ホントそんな物作れるのに何でこんな会社にいるんだか。ちゃんとした所に就職したら出世出来てただろうに
まぁ、その追跡装置をくっつけたのってイクトにだろうけど

九＜因みに！イクト君は現在東の方角に向かって移動中です＞

おぉーあってるあってるー。私は自分のスマホでイクトの位置を確認する
ま、どうせ九十九さんの発信器バレてるだろうけど(笑)

第１１４話→←第１１２話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す