探偵学園Q

第五話 ページ6

七海「たく、お前ら！それでも団校長の後継者候補か！俺が授業で教えた尾行術、ろくに実践できてないじゃないか」


さっきまでニヤニヤしてた七海先生は、急に真面目な顔をして続ける
そしてそれぞれの失敗点を上げていった
キュウには【犯人の特徴は見落とす】(キンタにも言える事だけど)
メグには【油断して返り討ちに合う】
数馬には【自分の能力を過信する】
キンタには【最後は敵を甘く見て命を落としそうになる】


七海「状況を冷静に判断して、最善の行動を取れたのは、天草と名字だけだ。まぁ名字はターゲットが俺だと気づいていたみたいだがな」


「「「えっ？」」」


皆が視線を私に向け、詰め寄ってきた


メグ「ちょっとA、七海先生だって気づいてたらどうして教えてくれなかったのよ！」


リュウも同じような目で見てくる


『だって本当に七海先生だって確信はなかったし。それにコレは練習だとしてもミッションだから』


と言うと、不満そうな顔をしてくるが二人ともわかってくれたようで


『あの、先生。どうして私がコレは実践ではなく練習だとわかったって気づいたんですか？』


七海「お前の性格だと仲間に何かあったら何が何でも助けに行こうとするはずだ。しかし美南に笑気ガスを吸わせた時、お前は美南の元へ向かわずミッションを続行した」


キュ「でもAはリュウと一緒にいたんですよ？リュウが止めた可能性だって・・・」


キュウがそういったがそれを否定する


『キュウ。私はコレが実践ならリュウが止めたとしてもメグの元へ行っていたわ』

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