探偵学園Q

第四話 ページ5

キン「お前ら今、ミッション中だってことわかってんのか」


キュ「リュウ、女は？」


先程まで動揺していたキュウだが、パッと切り替えてターゲットに目を向ける
キュウの言葉に、それまで女の様子を見ていたリュウが振り向く


リュ「鞄の中に札束が入ってた。証拠は押さえたよ」


キン「よし、じゃあついでにあの女も取り押さえよう」


そういうキンタをリュウは止めたがキュウにうちわを預けて行ってしまった
キンタと七海先生の戦い？が始まった
ターゲットと言う呼び方から七海先生に変えたのはその確信を持ったから


『(あの動きは七海先生ね)』


先生がキンタを取り押さえ隠し持っていたナイフで刺す


「「「あーっ・・・！！」」」


キンタはうめき声を上げ刺された左胸を押さえてしゃがみこみ地面に転がる


『(あれっマジックナイフじゃないの・・・？血、出てないよね？)』


皆の悲鳴とキンタの行動から少し焦る


キン「あ゛あ゛あ゛、う゛う・・・って、あれ？」


みんな一斉に視線を上げ目の前にいる人物を見ると女はナイフを自分の胸に刺した。が、本人は平然として血を流し倒れる気配はない
やっぱりマジックナイフじゃない(苦
私が一人安堵していると


七海「遠山、思い込みで行動するなといつも言ってるだろう」


やっと七海先生が言葉を発した
皆はターゲットが七海先生だったと知り驚きを隠せていない
そんな彼らをよそに先生はニヤリと笑って、顔から変装用のマスクを外す
そして説教を始めた

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