探偵学園Q (ページ4)

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第三話ページ4

・・・Aside・・・

女とメグは公園に入っていった。リュウと私は公園には入らずに少し離れた場所で待機している
しばらくして、ターゲットだけが出て来た

『あれ、メグ？』

ターゲットが離れていく中メグが出てこない

リュ「何らかの方法で撒かれたんだろ、恐らく数馬も」

『大丈夫かな、メグ・・・』

まぁコレは練習でターゲットは七海先生が演じてるだろうから大丈夫だとは思うけどメグは大切な友達だ。やっぱり心配する

リュ「キュウ達もこっちに来てるだろうしメグの事は大丈夫だ。僕らは尾行を続けよう」

『・・・うん』

キュウ頼んだよ、と心の中で呟きリュウとターゲットの後を追った
ターゲットを見失ったキュウ達のためにリュウは追跡マーカーを落とす

『(やっぱりリュウは優しいね)』

ターゲットはしばらくするとビルの屋上にあがった
屋上に着くとターゲットはスーツケースを取り出し、中に入ってるお金を確認している
それを写真にとった時キュウ達がやって来た

キュ「追跡マーカー助かったよ。二人とも」

『私は何もしてないわ。リュウがやったことよ』

そう言ってリュウを見るが、彼は表情を変えずに

リュ「別に、授業で習った事を実践しただけだ」

『(リュウったら(苦))』

メグ「A！」

キュウと話していると、別の人からの声が聞こえて
そちらを向くとQクラスのもう一人の女の子である、メグがいて
彼女は私の名前を呼びながら抱きついてきた

『良かった。無事だったのね』

メグ「心配かけてゴメンね。でももう大丈夫だから」

一瞬きょとんとしたメグだが、いつもの調子でそういった

メグ「ていうかあの場にいたのね～」

『うん。助けられなくてゴメン(苦)それより今日も茜さんのお店の手伝い？』

メグ「うん、まぁね。あ、またAにも手伝ってほしいって」

すぐそこにターゲットがいるって言うのにこんな話をしているメグと私
数馬やリュウがやれやれという顔をしているが、特に気にしない

キュ「えっ、Aもしてんの？！」

メグ「食いついたね～(笑)」

『・・・キュウもしかして興味あるの？』

キュ「へっ？あ、いやっ、そんなの全然、」

声をかけると、わかりやすく動揺するキュウ
やっぱり年頃の男の子なんだなぁと思いながらも、何となくその様子が可愛らしくて笑ってしまった