探偵学園Q

第二十三話 ページ24

諸星「そんな単純な仕掛けに俺達引っ掛かったのか？」


『最初の被害者の岡田 律子さんがノートに準えて殺されたから、佐々木さんもノートに書かれていた様に胴体を切断されたと思い込んだのね』


キュ「そう。巧妙な心理トリックです」


諸星「でも何でそんな面倒臭い事をしなくちゃいけないんだ」


リュ「自分のアリバイを作る為」


私達はそういったリュウに注目する
リュウはキュウと目を合わせた。どうやら二人の推理は繋がったようだ
キュウが頷き話し出す


キュ「二人はきっと犯人に脅されてたんだと思う。言う通りにしなければ西村静香さんを殺した事を表沙汰にするって」


メグ「じゃあ、真犯人の正体は・・・」


キュ「あの人以外考えられない」


『でも動機は？トリックが解けて犯人もわかった。けどそれだけがわからない』


私の問いに誰も答えてくれなかった。皆もそれだけが解けていないらしい
私が動機を考えていると、ふと視線を感じた
振り返るが誰もいない


メグ「どうしたの？A」


私が視線を感じた方を見ているとメグが声をかけてきた
・・・気のせいかな？


『ううん。何でもない』


キュ「じゃあ今夜あの人のマンションで張り込もう！」


今回は誰も断らなかった。私達は刑事さん達と話を済ますとミッションルームへ戻った

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