探偵学園Q (ページ23)

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第二十二話ページ23

諸星「死因は恐らく絞殺だ」

刑事さんはそう言って、彼女にかけられている布をめくった

『・・・！』

遺体を見て私はすぐに目をそらした
刑事さんもせめて目くらい閉じてあげようよ！
少ししてから、もう一度彼女に目を移す。不審な点が無いか観察しているとメグが少し離れていった
私はメグの後を追い、何も言わず背中をさすった

メグ「ありがとA」

そういい辛そうに笑顔を作るメグに私は頷く事しか出来なかった
そんな私達の隣にまた一人来た

キュ「メグ」

キュウに声をかけられ振り向くメグ。目線の先にはリュウと大森恭子の遺体
その事に気づいたキュウは遮るように見えないように立ち位置を変えた

メグ「キュウ、大丈夫だから。どうしても乗り越えなきゃいけないの」

自分の力をちゃんと役に立てたいの、キュウの目を見ていうメグ

キュ「わかった。メグが決めたのならもう止めない。でもメグは一人じゃないから。僕もAも・・・リュウもいる」

メグがこっちを見たので笑みを返す。そうするとメグは私達に頷き遺体に近づいていった
私達もそれに続く
メグは遺体を見た後彼女に背を向けてしゃがんだ
私は彼女に近寄り先程と同じ様に背中をさすった

メグ「おかしいわ」

彼女の遺体には切断されていた佐々木さんと同じほくろがあるらしい
キュウは立ってその事を確認しに行った

キュ「そうか。昨日の夜、僕達が見たのは佐々木さんの死体何かじゃなかった。あれは佐々木さんと大森さんがそれぞれ死体のパーツを演じていた物だったんだ」

キュウの推理はこうだ
昨日の遺体はマジックの胴体切断のトリックを使われていただけであって遺体ではなかった
車の爆発でキュウ達を外に出した後、佐々木まどかと大森恭子は現場から自分達の足で逃げ去った

キュ「メグ、ありがとう。キミのお陰で分かった」