第二十話 ページ21
・・・
私達は今あの雑居ビルにいる
リュウがあの密室を皆の前で再現するために
リュ「犯人はまず被害者を殺害し、外から部屋の鍵を掛けた。そして」
この穴を利用して遺体の側まで鍵を運んだんだ、そう言いながらリュウは扉の右側下の方に空いている穴を差していった
数馬「でもどうやって?どんな道具を使ったんだよ?」
リュウ「道具なんて必要ない。この穴から鍵を戻してやるだけで自動的に奥の部屋の隅に辿り着くんだ」
数馬「フッ。鍵が勝手に歩いて行くとでも言うの?」
数馬はリュウに先を越されて悔しいのかな(苦)
因みに私はリュウにこのトリック教えて貰ってます♪
『転がっていくのよ。はい』
そう言ってリュウに渡したのは球形の氷。リュウはそれを受けとると先程言った穴から氷を部屋へ入れた
それは止まる事なく奥の部屋へ転がっていった
リュ「この部屋の床、見た目では分からないけどある一点に向けて緩やかな傾斜になってるんだ。そしてこの段ボールも玉が転がってくベクトルを邪魔しない位置に計算されて置かれていたんだ」
『部屋の中は日中40度近くまで気温が上がる。氷が溶けて気化すれば床に鍵だけが残る』
リュ「これが密室殺人のトリックの正体だ」
キュ「スゴい!」
リュウの言葉に喜んでいるキュウに対し
メグ「おめでたいやつ」
と冷たく言うメグ
まぁ仲間であり、ライバルだから当然か
数馬「喜ぶのは犯人の正体か、死体消失のトリックが解けてからにしたら?」
メグ「悔しいねー?数馬。Aとリュウに先越されて」
メグは今度は数馬に意地悪く言いながら、持っていた氷の玉を投げる
『私はリュウに教えて貰っただけだから』
そう言うが数馬は強がり犯人探しを優先していた、という
それと
数馬「西村 静香のファンサイトで"幻の遺作"が話題になっていたよ」
どうやら彼女は新作を書き上げていたらしい
しかしそれは学校の図書館に隠され謎のヒントを残したまま発見されていない
『【決して読まれる事のない作品】かぁ・・・』
メグ「流石ミステリーの女王。謎掛けと来たか」
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未来(プロフ) - まやさん» お待たせしました!!やっと完結です!! (2014年6月20日 21時) (レス) id: 84f789363c (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新待ってました。続きを期待しています。 (2014年6月20日 0時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - まやさん» お待たせしてすみませんでした!少し更新させていただきました! (2014年6月19日 23時) (レス) id: 84f789363c (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 更新待っています (2014年6月18日 19時) (レス) id: ac74ce8a1a (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - まやさん» まだまだこれからですよー!(笑) (2014年5月23日 21時) (レス) id: 84f789363c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:未来 | 作成日時:2014年1月15日 14時