末っ子は無口イケメン (ページ9)

今日:17 hit、昨日:37 hit、合計:20,890 hit

踊りたいですページ9

陣side

病院から一旦帰って休む事になったが眠れないまま朝を迎えた。

陣「はよー、、、ｸヮｧ」

L「はい、はい。わかりました。今から向かいます」

L「とあが目覚めたそうだから今から病院に向かおう。遅刻組は俺から連絡しておく」

陣「俺マネージャーさんに連絡します」

練習室に集まっていた十数人揃って車でとあの病室に向かうとまこっちゃんがいるのが見えたが、カーテンの死角になってとあは見えなかった。

北人「とあ！！」

『北人さん』

慎「お疲れ様です」

来るのを予想してたようにあっけらかんとしたとあを見て拍子抜けしたのは言うまでもないがそれ以上に目に付くのは頭にある痛々しい包帯だ。

『いつ退院できますか？』

陣「はぁ？あかんわ」

『踊りたいです』

陸「何言ってんの、まだ傷口塞がってないんだからダメに決まってるでしょ」

海青「そんな無茶せんでもええやろ」

『でも』

とあはメディア出演の多いほくちゃんとか壱馬よりも忙しいのは事実でスケジュールもこの中の誰よりもキツキツ。

タイアップ曲を作る時は尚更厳しいスケジュールをこなすし、企業先のイメージも聞かなきゃいけないしで事務所に寝泊まりも普通やからこんな状態で復帰させるわけにはいかん。

陣「とりあえず3日は入院さしてもらい、とあが痛なくても体が悲鳴上げんで」

『わかりました』

俺らの心配する気持ちを汲み取ってくれたのか大人しく3日は活動休止ということで話はついた。