末っ子は無口イケメン (ページ7)

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慎side

精密検査を受けてから運ばれた部屋は広い一人部屋でとあの姿は見えなかった。

壱馬「慎！！」

慎「壱馬さん」

瑠唯「まこっちゃん大丈夫？」

慎「瑠唯さん」

陣「まこっちゃん大丈夫なん？！」

慎「陣さんも」

陣「“も”ってなんや！もって笑」

壱馬「その様子だったら安心やな」

慎「あの、とあってどうなりました？」

陣「あー、とあはな……精密検査受けてから手術室に入って数時間経ってまだ出て来んわ」

慎「……すみません」

壱馬「なんでまこが謝るん？まこはなんも悪くないやろ」

壱馬さんは柔らかく笑って優しく頭を撫でてくれた。そのおかげで今まで気張っていた糸が緩んだ気がした。

瑠唯「泣かなくて良いんだよ〜？」

壱馬「怖かったなぁ、とあは大丈夫やから」

慎「はい、、、ｯ、！ｸﾞｽｯ」

陣「とりあえずまこっちゃんもまだ安静にしとき。とあの手術終わったら報告しに来るからまだ寝とき」

陣さんに言われて大人しく横になると襲ってきた睡魔に身を委ねた。