末っ子は無口イケメン (ページ4)

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彼のことと事件ページ4

今日はメンバー全員で雑誌の撮影

撮影開始時間は朝の8時からだったけど、メンバーの人数も人数なので順番通りやっても午後入りで間に合いそうだったのでゆっくり寝たから頭が冴えている。

誰とペアなのか確認しながら楽屋に入るとソファの上で白目を剥きながら寝ている陸さん。その傍で同じくソファに背中を預けて手を組みながら足を大きく開いて寝ている樹さん。ソファにも座ることなく床にシートを敷いて大の字になって寝ている龍さんが居た。

『 (おはようございます……)』

翔吾「あ、おはよう。って言っても午後やけどな笑笑」

『皆さんお疲れ様ですね』

翔吾「とあはこれからなんやな」

『翔吾さんはいつだったんですか？』

翔吾「陸さんと一番最初やった笑笑」

『え？眠く無いんですか？』

翔吾「頭冴えちゃって寝れん笑笑」

豪快に寝ている陸さんと静かに読書をする翔吾さんを交互に見ていたら後ろから声をかけられた。

慎「とあ、ペア撮影一緒だよ」

『あ、本当ですか、？』

慎「ほら、急いで。スタッフさんたち待ってるから」

『わかりました。じゃあ、翔吾さんまたあとで』

翔吾「おー、頑張りや」

翔吾さんに見送られて素早く衣装に着替える。

靴を履いてワイシャツの袖ボタンを留めていると目の前に見たくない顔が

『大城さん……』

大城「とあ、来たな。じゃあ今日も確認するぞ」

そう一言断ってから大城さんは慎重に手から胴体、足、背中と優しく触れてきた。