末っ子は無口イケメン (ページ3)

今日:4 hit、昨日:37 hit、合計:20,877 hit

突然のデレページ3

汗を拭こうともしないで目を瞑ったまま踊っていたとあはどこか上手くいかないところがあったのか何度も同じところを踊っていた。

目の前から目を離すことをしないで踊り続けるとあの眉間にはどんどん皺が刻まれていった。

陣「とあ、休憩とらんと明日のリハ無しにすんで」

『いやです』

陣「じゃあ休みや〜」

陣さんの言うとおりにしたとあは少し水を飲んだ後山彰の隣に行って振り確認をし始めた時

≪ｶﾞﾁｬ

壱馬「とあ、居るかー？」

『はい』

壱馬「少しレコーディング室ええか？」

『いいですよ。じゃあ、山彰さんありがとうございます』

山彰「はいよ〜」

手早く荷物をまとめて壱馬の待つ扉に向かうと壱馬はとあの頭を撫でた。

とあは少し照れながら壱馬に笑顔を向けた。

翔平「あ！壱馬さんずるいですなぁ、とあの笑顔を見れるなんて！！」

健太「とあ！！こっちにも笑ってよ〜」

『いやです。じゃあ、行ってきますね』

健太「ひどい〜……」

とあは冷たく健太をあしらったが、少し気になったのか健太に向かって手を振った。

健太「えっ、！とあがデレた！！見た？俺に手振ったんだけど！」

瑠唯「そんなこと言ってると…」

『もうしません』

健太「えっ…」

瑠唯「ほら」

健太「とあ〜〜〜〜！！」

壱馬についてとあが出て行った後、健太の叫び声が社内に響いた。

隼「なに今の笑笑」

亜嵐「とあって聞こえたけど、ランペかな？」