宿命を背負し者達～second part2～【ハリーポッター】 (ページ46)

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第８９話『今はそれしかない』ハリーside ページ46

スプラウト「その通りだわ、ギルデロイ。昨夜でしたね、確か秘密の部屋への入り口がどこにあるのか、とっくに知っているとおっしゃってたのは？」

ギルデロイ「私は………その………。」

ロックハートは訳のわからない言葉を口走った。

マクゴナガル「それではギルデロイ、あなたにお任せましょう。お一人で怪物と取り組むことができますよ。」

ロックハートの顔はもはやハンサムとは程遠いほどになっていた。絶望的な目で助けを求めるが、誰も助け船を出さなかった。

ギルデロイ「よ、よろしい。へ、部屋に戻って、し、支度をします。」

ロックハートはそそくさと職員室を出ていき、マクゴナガル先生は先生達にむきあっていった。

マクゴナガル「これで厄介払いができました。寮官の先生方は寮に戻り、生徒に何が起こったのかを知らせてください。明日一番のホグワーツ特急で生徒を帰宅させねばなりません。他の先生方は正とが一人たりとも寮の外に残っていないように見回ってください。」

先生達は一人、また一人と職員室を出ていき、誰もいなくなったのを確認すると僕はロンの手をつかんで洋服かけの中から出た。

ロン「ジニーはきっとなにか知ってたんだ……。だってジニーは純血だ。それ以外、考えられない………。Aが負けるなんて、僕達にどうにかできるの？それに、なんであいつも連れ去られたんだ？あいつはスリザリンで死喰い人の一族で純血だろ？！」

ハリー「今はそんなことよりどうするか考えないと。」

僕にはホグワーツしか帰る家がない。ダーズリーのところで暮らすなんてまっぴらだ。

ロン「ロックハートのところへ行ったら？あいつに僕達が発見したことを伝えるんだ。」

正直何の役にも立たなさそうだけど、それしかない。僕達は急いでロックハートのところへと向かった。