歯っ欠け ページ42
｢うーんじゃあ本当にどこかで会っただけなのかもな〜｣
「そうかもね」
まぁ、こんなんでサボが納得したとは思わない。
どうせ口だけ納得したように言っておいて内心全く納得していない。
あたしとユウカが自分の記憶に関係あることをほぼ確信しているだろう。
しかし脳へのダメージが現れていたなんて、知らなかった。脳の修復はきかない。1度壊れたらお終いに近いんだ、無理にサボの記憶を思い出さそうとするのは殺してしまうのと一緒。気をつけないと。
｢なぁなぁ、そういえば水龍と死の外科医、付き合ってんのかな？？｣
｢はぁ？｣
急に思ってもいなかった方向に話題がいった。
心の底からの はぁ？ をお見舞する。
これだから思春期は.....まぁ、あたしも思春期ですけど。
話題が逸れたのも逆にありがたいか、と思いそのまま話に乗っかることにする。
「だってなんかそういう雰囲気じゃなかったかー？」
「んー、どうだろうね。あぁ見えてあの2人どっちもヘタレだから。」
「へへっ、そうなのか。なぁナギサは？そういう男はいるのか？」
だからといってあたしの話に転換させるのは気分が良くない。
さらにまぁサボの口から色恋の話をされるとあたしは困るのだ。
あたしはあんたが好きなんだから。
「...どーだと思う」
「んー、クローザ。」
「タイプじゃない。」
「あーそうなの？？じゃあ俺？」
「ない」
「あはは知ってた」
あーもう黙ってくれないかなこいつ。
心臓が存在感を放ってくる。ドクトクドクドクとうるさい。
｢俺はな、いるんだよ好きなやつ｣
「...ふーん。」
「なんだよもう少し興味持ってくれよ」
「興味無い」
嘘、本当は興味しかない。
でも、どうせその口から出る名前はひとつしかないんだろうな。
あたしなんかよりも女の子って感じのあの子。
分かってるけど、聞きたくない。
他の女の名前なんて全っぜん聞きたくない。
「だからさ、さっきの海賊2人のあの大人な感じ。ちょっと羨ましいよな」
「んーそうだね。」
あの二人もどうなんだか、サボがここまで言うってことは周りからは完全にそういうもんだと思われてるけど。
あたしの予想ではまだユウカたちはくっついていない。
何をグズグズしてるんだろう。
どうみたってお互い大好きなんだからはよしろ。ほんとに。
ちょっとイラッとしたので自分の乗ってるのも含めてみんなの乗ってる雷雲を上下に激しくゆさぶってみた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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サボロー(プロフ) - ラハルさん» はい！サボの方はすごく複雑な恋にしていきたいなと思ってますw続編もでましたので、これからもよろしくお願い致します。 (2016年8月23日 21時) (
レス) id: f206c81e6d (このIDを非表示/違反報告)
ラハル(プロフ) - ｗｗローｗｗｗちょ、腹筋がw崩壊しましたwwwwやっと二人が付き合い始めましたね！次はサボのほうかな？ (2016年8月22日 14時) (レス) id: dcc66ec7ef (このIDを非表示/違反報告)
サボロー(プロフ) - ラハルさん» ありがとうございます！これからは5キョーダイの絡みを結構出していくつもりです！ (2016年8月22日 9時) (レス) id: f206c81e6d (このIDを非表示/違反報告)
ラハル(プロフ) - エース姉さんの言葉に感動しました(T-T) (2016年8月17日 22時) (レス) id: dcc66ec7ef (このIDを非表示/違反報告)
サボロー(プロフ) - ラハルさん» ルフィ姉は小さい頃はサボのこと歯っかけだからって好きじゃなかったですからwwいつもラハルさんのコメントがすごくありがたいです。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2016年8月17日 9時) (レス) id: f206c81e6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サボロー | 作成日時：2016年6月4日 7時
