同期の松田くん

28話 ページ28

伊「気づいたらいなくなっててびっくりしたんだからな？」


松「ちょっと目を離しただけだぞ？何してんだよ」


『ごめんね？』


あの後、近くの公園に入ってベンチに座る


零くんが飲み物を買ってきてくれる


零「Aがいなくなったと気づいた瞬間松田が走って探しに行ったんだからな」


松「言うんじゃねぇよ！」


『そうなの？』


陣平くんに問いかける


松「まあな…」


『へへっ…ありがとう』


松「…ん」


萩「じゃあ、仕切り直して行きますか！」


萩原くんの声を筆頭に皆が立ち上がって歩き始める


私は変わらずみんなの後ろを歩く


松「A、ほら」


陣平くんが声をかけてくれたと思うと手を出してくる


『？』


松「また迷子になったらめんどくせぇから手」


出て言われて直ぐに理解は出来なかったけどすっと手を出す


すると陣平くんは私の手を取って歩き始めた


きっと迷子防止だろう


『…ありがとうね？陣平くん』


松「別に…」


寮に帰るまでしっかりと手を繋いでくれた


楽しかったし、来週の海も楽しみやわ

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