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そういえばあいつに電話をしてない事を部屋に入る前に思い出して急いでかけた




「あ、もしもし」


『おかけになった電話番号は〜』


「面倒な事しないで(笑)」


『ごめんって(笑)何でしょうか?』


「ちょっと頼みがあるんだけど…」


『何でも聞きますよ〜』


「明日ここのマンション引き払って戻ろうと思ってるのよね〜新しい仕事場に行こうと思って(笑)」


『それ本気?何で急に?』


「前から決めてたのよ、先輩にも誘われてたし」


『ずっと一緒だと思ってた』


「それじゃ面白くないじゃない(笑)?」


『いつかテレビ出させるからね(笑)』


「それは勘弁して」


『冗談だって(笑)』


「とにかく専属は辞めるから、ここにはもう住めないの」


『そしたら次会う時は敵になるね(笑)』


「敵でも味方でもないよ(笑)仕事場が広がるから楽しみ〜」


『俺ら以外の男とも仕事するようになるんだね』


「前もしてたけど…あ、嫉妬してるの?可愛い〜」


『してないから!それで頼みって何?』


「明日暇だったら荷物取りに来て貰ってもいい?少しこっちに残しておきたいけど実家まで行くの面倒だからそっち置いといてくれない?」


『沢山は無理だよ、そんな広くないんだから』


「段ボール1箱、とあんたの荷物」


『それだけなら、明日夕方には仕事終わるから連絡するね』


「はーい、じゃあ明日ね」


電話を切ってポケットにしまい、ドアを開けた

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作者名:DAISY | 作成日時:2016年1月3日 14時

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