sweet scent (ページ10)

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眩しい日差しが差し込んできて目を覚ます
ゆっくり目を開けるとスヤスヤとあどけない顔で寝てる、テグナ

「テグナ…朝だ…よ…」

声を出した瞬間
いつもより…高いような声で…はっと起き上がる
パジャマもいつもより…少し大きくてそれに…！！

「おっ…おお…っ」

もにもに、と自分の胸元に出現してきた…小ぶりの胸を揉む
なんだよどうせならもっと大きいのが良かった、なんて

本当に…女になったんだ
テグナは…本当に大丈夫かな、目が覚めて今の俺を見てなんて言うだろう…

「怖い…、」

「ん…はぎょな…」

「て、テグナ…」

うっすらと目を開けたテグナが俺を見た
自分の胸を揉んでる、俺…タイミング悪すぎ…

「…可愛い」

一言それだけ言うと俺を引っ張って胸元にまたすっぽりと抱き締めてまた寝息をたて始めた

「馬鹿テグナ…っ」

ああもう、耳まで熱い、！！
でも、嬉しい…

「ハギョン様、テグン様。起きる時間です」

暫くして部屋の扉が開いていつものようにシガが入ってきた。
シガも…びっくり、するよねきっと…

テグナの腕から抜け出して布団からそぉっと目だけ出してみてみた。

「ハギョン様…？」

「おはよ…シガ…」

「………！！！？？」

俺の声を聞いた瞬間驚いて腰を抜かした…

「だ、大丈夫…？」
慌てて起き上がってベッドから出るとシガはパッと目を逸らして顔を真っ赤にした

やっぱり…気持ち、悪いのかな…？
急に女になったんだ…当たり前、か

シガは目を逸らしたまますぐに立ち上がると、自分の来ていたジャケットを掛けた

「その…あの…前、お気をつけください」

「へ…あ！！うわっ！」

昨日、胸元のボタンを引きちぎられてさらに少しサイズが合わなくなったおかげで胸元が丸見え…

「ごごごごめん！！」

「いえ！！ハギョン様は！悪くないです！！」

赤くなった顔をシガは手で隠してフルフルと頭を振った

「…煩い、」

俺たちが騒いでたらテグナが目を覚まして
迷惑そうな顔でシガを睨んだ