sweet scent (ページ7)

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ぼろぼろと涙を流すハギョナの腕を思いっきり引っ張ってハギョナの唇を自分の唇て塞いだ

「…、んっ、！」

唇が重なった瞬間にハギョナの肩が大きく跳ねた
少し開いた唇に舌を押し込むようにして口内に舌を侵入させた

そのままベッドに組み敷いてハギョナの舌を絡めとった
キスの合間に甘い吐息が溢れて

「っ、んん、、！」

必死に俺の胸を押し返そうとするハギョナからする甘い香りがいつも以上に香って俺の頭を痺れさせた
ハギョナのパジャマの胸元を無理矢理引っ張っる
ぶち、ぶちとボタンが破れる音

－ガリッ

「いっ、つ…！！」

角度を変えようと少し唇を離した瞬間ハギョナが思い切り俺の唇を噛んだ

「何すんだよ！！離せ！！」

怯んだ俺思い切り突き飛ばしてハギョナは傷付いたような…悲しい目で、俺を睨みながら
自分の口元を拭った

「……ご、めんハギョナ…俺、」

「テグナは…他のやつとは違うと思ったのに！！」

俺を睨む目はまた潤んで今にも涙が溢れそうになってる

「違う…ハギョナが、苦しそうで…だから…！」
「テグナに俺の何がわかるんだよ！！俺がなんで苦しいのか、知らないで…っこんな事…！！！」

ハギョナは少しはだけた胸元のシャツをきつく握って俯く

「…ハギョナ、俺はハギョナの事…好き、だから…」

「っ…！煩い！！俺は好きじゃない！！女になんてなりたくない！！テグナもみんなと一緒だ！俺が本当に好きなんじゃない、！俺の…体が、おかしいか、ら…俺の香りで…おかしくなってそんな事言ってるだけだ本気じゃない…」

「ハギョナ、」

泣きながら震えるハギョナの肩に手を伸ばす

「やめろ！！触るなっ…！」

「ハギョナ！俺は本当にっ…」

「煩い！！何も聞かない！！俺は…っ、」

耳を抑えて身体を丸めるハギョナを力任せに抱き締めた暴れないように、逃げないように
ハギョナの強い香りに理性が飛びそうなのをなんとか、抑えながら。
ハギョナの信用を無くさないために必死に堪えた