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「チョンテグン…」
「…なんだ執事…」
キリキリと睨み合う
あの、ハギョン様を…女にする、とは
でも何となく…こうなるような気はしていた
ハギョン様も女になりたくないとは言ってもチョンテグンを見る目は…
他のそれとは違かったから
でも、少し悔しい
でも女になったハギョン様を見ても前のような変な気分になる事もない
俺はもしかしたら…あの香りに…感化されてただけなのかもしれない
いや…そんなことはない。
本気で…好きだったのかもしれない
でもハギョン様が幸せになれるのであれば
それが俺の望む最高の事だ
「ハギョン様を…傷つけるような事をしたら許さないからな」
「わかってるそんな事はしない。絶対」
俺とチョンテグンをそわそわとした様子で交互に見るハギョン様。
執事らしくない事を言ってるのはわかってるけど
今日だけは許してくださいねハギョン様
「なら、安心です。朝食の準備をしておきますのでお二人もご準備を。女性用の制服がありませんので…今日は学校はお休みになられてください。
明日までにご用意いたします。」
「うん!わかった!ありがとうシガ。」
「いえ…。お洋服はお母様から預かっているお洋服をお持ちいたしますので。お洋服などは今日中に揃えますのでお待ちください」
2人に頭を下げて部屋を出る
大きく深呼吸してビシッとシャツを直して
ハギョン様の服の用意と、自分の燕尾のジャネットを取りに行った
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琉宇(プロフ) - まだ少ししか読んでませんが、マグノリアという漫画に似たお話でこの先の展開が楽しみです。また合間合間に読ませていただきます。 (2017年6月22日 11時) (レス) id: 08e83d7627 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:p663 | 作成日時:2017年5月13日 19時