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探偵社...? ページ4

敦side

なんか...凄い。


あれが噂の異能者?


その時。異能者がこちらを振り向いた。


動揺しているようだ。固まっている。


声をかけようとした、その時。


異能者は地面をけって、先程までいた場所から飛び降りた。


「あぶない!!!」


あんな、高い場所から飛び降りるなんて、危なすぎる。

しかしその人は重力で自分を操っている。


そうか、異能が使えるんだった。


ホッと息をつき、どうします?と問おうと、隣を見た。


あれ?

太宰さんがいない。


気づけば、太宰さんはあの異能力者の近くにいた。


「逃げるつもりだろうけど、ちょっと待ってよ。」


『...?!』


彼が異能力者に触れると、異能力者は空中でバランスを崩し地面に落ちーなかった。

太宰さんが、ギリギリのところで抱きとめる。

「ちょっと、話を聞きたいんだ。」

異能力者は異能を使おうとしてもがく。


『...異能が...?!』


「私には異能は効かないよ?」

太宰さんがニヤリと笑う。


異能力者も何度か逃亡を試みたようだが、ようやく諦めたようだ。


『...何を、知りたいんですか。』


「君、武装探偵社にはいるつもりはないかい?」

「ちょっ、太宰さん...!」


いきなり?!


「武装探偵社。知らないかい?」


------------------------------

〜Aside〜

「武装探偵社。知らないかい?」

いやいや、知ってますよ。


こんなところで出会うとは。



『武装探偵社に...私が?』


「うん」


待て待て、頭が追いつかない。


なんなの?罠?スカウト?


「ちょ...っ、太宰さん!」


この人、太宰さんっていうのか...。


ていうか、今の声の人は...?


「あ、僕は敦っていいます。こう見えて武装探偵社の一員です。」


若い。18歳くらいだろうか。


「慌てるのも無理はない。突然ですまないな。」


長身で長髪の男が浅く頭を下げる。


「とりあえず、君、名前は?」


太宰、と呼ばれる人に問われる。

『A...。AAといいます。』

「AA...か...。いい名だね。

ん?待てよ。そうなると...君、もしや女の子?」


しまった。個人情報を...。


「変なことはしないからさ、ちょっと探偵社まで来てよ。事情を聞きたいんだ。もしよかったら、武装探偵社の社員になってほしい」



あーなるほど。



武装探偵社の社員に私がなる、と。


ふむふむ。





...って、




はぁあ?!

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設定タグ:武装探偵社 , 文豪ストレイドッグス , ポートマフィア , オリジナル作品
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寝夢(プロフ) - オリフラ外した方がいいですよ〜 (2017年9月13日 12時) (レス) id: 671ce60c1e (このIDを非表示/違反報告)
てんぷら - 面白いです!頑張って下さい!! (2017年9月12日 11時) (レス) id: e0d2220a4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たわし。 | 作成日時:2017年9月11日 6時

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