ちょっと待って、一旦落ち着くわ。 ページ11
Aside
少し背伸びをして誰がいるのかを確認する。
ちらりと見えた白い髪…
スバルかぁ………
うん、安心。
押しつけられたのかなんなのか分かんないけど、こうやって迎えに来てくれるとこはやっぱり優しい。
そして律儀だ。
「ねぇー、なんか凄い人だかりだけどさー、誰かいるのかなー?」
優斗が間延びした声で言うけど、私は今この状況をどう打開するかを頭をフル回転させて考えていた。
「じゃぁ、ちょっと見てみれば良いんじゃないかしら。」
瞳ー!!
「あっと、えっとね!?多分その人、私の知り合いの人だと思うの!!だから、えっと、」
「それなら尚更見てみたいかな。」
陽平が胡散臭い爽やか笑顔で私に言うけど。
やめようよ、スバルだって絶対この人だかりで苛ついてるし、物壊しかねないし。
……ってゆうかそもそも人じゃないし。
「あぁぁぁ、待って待って!!」
もう正門に向かって歩を進める瞳達。
そして最悪なことに、私達の登場によって更に集まる生徒達。(そして道を空けられるという)
正門まで来たとき、門にもたれかかるスバルの姿が見えた。
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作者名:Alice | 作成日時:2017年4月18日 3時