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「はぁ……今日もかっこよかったぁ」
YN「あんたほんっとに好きだね〜その、テヒョン先輩？って人」
呆れ顔で前の席に座るユナがポンとプリントで私の頭を叩いた
「毎朝の私の唯一の楽しみなの、だるい朝に頑張ろうと思える原動力なの！」
「はいはい」とユナはまたふっと笑って前を向いた
.
YN「わ、………ねねねA、」
「……ん？なにー？」
YN「窓の外」
「外……？」
そこを観ると門の所で生徒指導の先生に止められる1人の男子生徒が1人
YN「2組のチョン・ジョングクだよ」
「………あぁーー、あの噂の？」
YN「今日も大胆に遅刻ね〜」
2年2組、チョン・ジョングク。
外見はウサギのように可愛らしいものの
その素行はあまりいい噂を聞かない。
ある人は女ったらしだといい
ある人は人を平気で騙す詐欺師だと言う
そして中でも1番の噂は
YN「まーた喧嘩でもしたのかな？」
チョン・ジョングクは喧嘩っ早い
不良だという
「………知らない、別に興味ないし」
そう、興味なんてなかった
私の人生にそんなチョン・ジョングクという要素は
全く必要なかったのだ。
一度も関わる事などないと、
そう思ってた。
あの日の
7:38分までは。
.
続く
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作者名：千 | 作成日時：2019年10月21日 1時
