東方☆神起君は僕の天使２～JUNSU 僕たちの愛のカタチ～ (ページ30)

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その頃の病室２ページ30

みん「あのね、ユノ、私医者だからわかるんだけど。
　医者だから言えるんだけど・・・
　ユノの子供産めると思うけど・・・
　妊娠しにくくなると思う。」

ユノ「えっ？？」

みん「ちゃんと説明して良い？
　ユノにも知っておいてほしいから。
　絵を描きながら説明するね。
　あのね、私子宮外妊娠だったでしょ。
　本来赤ちゃんが育つ場所じゃない所で赤ちゃんが育ってたの。
　赤ちゃんの大きさに耐えられなくて、卵管ってところが破裂した。
　女の人の体の中ってこうなってるの。
　真中に子宮があって、左右に卵巣がある。
　卵巣で卵子が作られて、子宮に移動するんだけど、その移動するのが
　今回破裂した卵管。
　本来は子宮で卵子と結ばれるんだけど、今回はここで結ばれちゃったの。
　卵管が破裂したってことはその卵管は切除されてる。
　卵管が一つないってことは、妊娠する可能性が低くなるの。
　妊娠できないわけじゃないんだけど、もしかしたら不妊治療が必要になるかも。」

ユノ「・・・本当にごめんね・・・
　こんなにみんの体を傷つけてしまって・・・
　謝って済む話じゃないのは分かってるけど・・・
　みんの体は大丈夫なの？何の問題もないの？」

うつむいて涙をこらえるユノをお姉ちゃんはそっと抱きしめる。

みん「私は大丈夫っていったら嘘になるかな・・・
　前にユノにも言った事もあるし・・・
　多分今はまだ実感がないというかさ・・・
　分からない・・・
　多分ホルモンのバランスも崩れるだろうからね・・・
　でもね、大切なのはこれからなんだと思うんだ。」

ユノ「そうだよね。もちろん、自分たちのした事と犠牲を反省して後悔する事も大切だよ。
　だけど、それで駄目になるようじゃね・・・
　赤ちゃんのためにも、もっともっと二人の絆を深めよう。
　ね、今回の事は俺たちにとって何かの意味があるんだ。
　今はまだわからないけど、いつか二人でその答えを見つけよう。
　俺はみんを愛してる。
　これから、何でも話し合っていこう。
　みん、遠慮しないでなんでも言って。
　良い事も悪いことも。
　俺ＫＹユノって言われてるし鈍感なところもあるからさ・・・
　言ってくれないと分からない事多いと思うんだ、ごめんね。
　でも、よろしくね・・・」

二人の姿を見て、自然に涙が出ていた。