東方☆神起君は僕の天使２～JUNSU 僕たちの愛のカタチ～ (ページ23)

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病院で１ページ23

夜９時。

今お姉ちゃんは青白い顔のままベッドに横たわっている。

私はお姉ちゃんの手をにぎりしめたまま、お姉ちゃんが目を覚ますのを待つ。

後ろの椅子にはお父さんが座ってじっとしている。

ドタドタっガラッ

いきなりドアが開く。

ユノ「みんっみんっ」

病院内を走ってきたであろうユノさんが、汗か涙か鼻水か・・・

わからないけれど、顔を真っ赤にくしゃくしゃにしてお姉ちゃんの手を握り締める。

私はそっと席を離れお父さんの隣に行く。

ユノさんはまだ意識の戻らないお姉ちゃんの手を握り締め、

お姉ちゃんの首元に顔をうずめ

お姉ちゃんをもう片一方の手で抱きしめた。

ユノ「ごめん、ごめんな・・・」

ずっと繰り返す。

やっぱりお姉ちゃんは子宮外妊娠だった。

卵管が破裂していて腹腔内に大量の出血があったみたいで、

もう少し処置が遅れれば死んでいたかもしれなかった。

ユノさんたちが来る数時間前に手術を終えて出てきたお姉ちゃん。

破裂した卵管はそのまま摘除されたらしい。

幸いもう一つの卵管は残っているから妊娠は可能だそうだけど、

妊娠しにくくなる。

私は婦長さんからその話を聞いた。

手術が成功してお姉ちゃんが無事だということは、

出国前のユノさんたちには伝えておいた。

日本についてから車で病院に向かうまで、私はユノさんと話してたんだけど、

詳しい事は話せなかった。