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しばらく言い続けていたようにも思うけど、実際その時間は5分ほどだった。
はっと我に返ると、お母さんは涙ぐんでいた。
これは完全に私が悪くて
全く悪くないお母さんを責め続けてしまった。
「ごめんなさいお母さん、言い過ぎた…」
「…ううん、いいのよ」
私が悪かったんだから、と小さな声で呟くお母さん
「…あ、そうだ、カイ!」
「あ、待ってA」
呼び止められてふと振り向くけれど、お母さんは「なんでもない」と言う。
呼んどいたくせに、と笑えば、もう仲直り。
引っかかりはしたけど、今はそれよりカイのこと。
カイは相変わらず、見てわかるくらいぐったりとしていた。
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